母からの電話で眼を覚ました。
何の要件だったか、あまりよく覚えていない。
ゴミを出し、庭掃除をしてまたゴミを出し、お湯を沸かしてカップ麺に注ぎ、
4分待ってそれを食べ、ニュースを見ながら歯を磨き、身支度を整えて、
いつもより早く出社する。

オークスの話などしない。

不穏な空模様に警戒しながら定時で退社する。
建物を出たときには、まだ外は明るかったのだが、電車が地元の駅に着く頃になると、
突然に水滴が列車の窓を強く叩き始めた。土砂降りの雨である。
どうなっておるのか。

茶人の心得、降らずとも傘の用意。
折りたたみ傘を開いて、柄にしがみつくようにして篠つく雨の中を歩き出す。
ときどき突風に煽られる。心ない自動車に煽られる。ズボンに雨が染みてくる。
途中、何度もイヤ気がさして、傘を放り投げそうになる。

ずぶ濡れになって帰宅。妻も箱根から帰ってきていた。
夕食は、スパゲティミートソースと温泉饅頭
風呂に入って寝る。