朝5時半起床。眠っている妻をそのままにしておき、身支度を済ませて家をでる。ふと西の空を見上げると、まるい月がまだ白く輝いている。ああこれが、と納得しながら自転車のペダルを踏む。

 いつもより早めに起きて漕ぎ出でぬと妻には告げよ有明の月

朝8時に出社して、あれこれと気になっていたことを黙々と済ませると、夕方あたりからエンジンの回転が下がってきた。定時が過ぎても、誰も席を立とうとしない。うーむ。どうなっておるのか。新年会とかやらぬのか。うーむ。やがてパラパラと帰る人が現われる。パラパラと帰っていく。うーむ。新年会。O田女史に、ビール飲みに連れてってくれませんか、と頼んでみたが、あっさり断られる。何故だ。うーむ。もはやこれまでか。

しかたがないという理由で仕事帰りに書店に寄ったのは初めてである。明日からまた3連休のはずなのに、どうも沈鬱な気分である。だから、ずいぶん迷った(少なくとも5分は迷った)つもりなのだが、つい 『犬ガンダム』 を買ってしまったのだ。うーむ。ついでに新潮新書ウェブ人間論』 も購入。読みながら帰宅し、鍋をつつきながら日本酒を引っかけて寝る。