午前中、仕事の話でM村君に電話をしたら、どうしてもブルースリーの映画が
観たくなったので、電話を切ってすぐにビデオ屋へ駆け込んだ。

ビデオ屋ブルースリーの 『燃えよドラゴン』 と、『ドラゴンへの道』 を
借りて帰ってきて、さっそく観てみる。やはり、ブルースリーはM村君に似ている。
ていうか、そっくりだ。

  Don't think.....feel.....
  It's like a finger pointing away to the moon.
  Don't concentrate on the finger,
  or you will miss all the heavenly glory.

ああ、彼が生きていればなあ(もちろんM村君のことではない)。
彼が生きていたら、きっと今頃は素晴らしい映画をたくさん残していただろうな。

ブルースリーの映画ではCGもワイヤーもなしに、人間がポンポン宙に飛ばされる。
そこには、三船敏郎のチャンバラにも共通した何かがあるような気がするのだ。
そうしてそれは、エンターテインメントにとってはとても大事な何かなのだ。

けれども、先日観た 『カンフーハッスル』 も、原点は確かにブルースリーにある。
周星馳 (余談だが日本には馳星周という作家がいる) は正当なブルースリー
継承者だと信じている。大事な何かというのが何なのか分からない。