朝から二日酔い。反省している。

  ドラ猫くわえたお魚に追っかけられて〜♪
  裸足で〜、駆けてく〜、ピンチのサザエさん

という替え歌を歌いながら自らを元気付ける。元気が少しでる。

しかし考えてみたら、最後に京都旅行をしたのは1996年の5月であった。
当時はまだWeb日記をつけていなかったが、自分なりに観光日記のようなものはつけていた。
それを少し読み返してしばらく過ごす。

還暦を記念して母を連れて行ったのだが、老母は慢性の脚部不安を抱えていたので、
若者としてはいささか不本意ではあったのだが、しぶしぶ定期観光バスに乗った。
ところが、この観光バスが意外に楽しかったのである。

バスガイドのお姉さん(?)が、40半ばくらいの素敵な京都美人で、
道中いろいろな話を聞かせてくれるのだが、この話しぶりが耳に心地よかった。
そのときの話。”曲水の宴” は盃を流し、流した盃を受け取って歌を詠む行事だが、
俗に言う 「お流れちょうだい」 はここから来たのだとか、シクシク飲む人4×9=36、
ハハハハと笑って飲めば8×8=64、足して100だから「百薬の長」というのです、
なんて言っていたな。

他にも当時の彼女の言葉を細かくメモに残してある。
宇治のあたりでは、『平家物語』 の ”宇治川の先陣” を諳んじて聞かせてくれた。
”ころは正月廿日あまりの事なれば、比良の高嶺、志賀の山、昔ながらの雪も消え、
谷々の水うち溶けて、水はをりふしまさりたり……”。格好良かったな。

彼女はどうしているだろうか。
9年も経てば京都の街並みも様変わりしているかも知れないな。
いや二千年の歴史ある古都がわすか9年で変わろうはずもないか。
そうだ、オレも京都行こう。

雨が降ると思っていたが、天気が良いので久しぶりにジョギングした。
無理はせずに、ほどほどで帰還。

病院で薬をもらったのち、貸し本屋へ行く。
『はじめの一歩』 2冊と、『百鬼夜行抄』 2冊と、『DEATH NOTE』 最新刊を借りる。
店長としばらく歓談。ふと、彼女が幕ノ内一歩のお母さんにそっくりだということに気づく。
そういえば京都定期観光バスのあのガイドさんも、幕ノ内一歩のお母さんにそっくりだったように思う。

この奇妙な類似性について腕を組んで考えながら、
ぼちぼち帰ってきて 『ウィニング競馬』 をぼちぼち観る。

本日の一首:

  なかやまの竹柵障害飛び越えて騎手まで落とす本命のきみ

ふと思い出して、受験票に貼るための3分間写真を撮りに行く。
デジカメに600円というのは少々淋しい気がするので、何回も撮り直しボタンを押してみる。

コンビニで東スポ購入。
清水成駿の本命がローゼンクロイツだった。喜んで良いのか悪いのか。