目が覚めて暫くはベッドの上でマンガを読んでいた。手塚治虫火の鳥(太陽編)』。午前中の晴れているうちに妻を伴って1時間程度ウォーキング。午後からは図書館。芥川龍之介についての評論を数冊と『今昔物語集』の本朝編を借りる。道すがら、妻が巻いていたマフラーをいつの間にか無くしている。悔んではいるが、もはや探すことはしなかった。誰かに拾われたとしても使われることはないだろう。妻の元を離れたマフラーは、その瞬間にマフラーとしての役目を終えたのである。マフラーといえども死は突然に襲ってくるのだ。さようなら。気を取り直して喫茶店で少しだけ読書。家から持って出た文庫で芥川の『芋粥』を数ページ読む。日が暮れぬうちに、パンなど買って帰宅。暖かい部屋の中で、パンをかじりながら、mixi三国志を遊びながら、『TRICK』の続きを黙々と観る。