昨日の続きで実家へ。妻と二人で午前中から夕方までこき使われる。母は太陽と共に寝起きする人なので、陽が暮れかかってやっと解放される。その後、夫婦二人で外食。北杜夫について語り合う。『船乗りクプクプの冒険』 などを薦めても興味を示さなかった妻だが、先日彼が 『徹子の部屋』 に出演して以来、大変なファンになってしまったようで、読んだエッセイの内容をひとつひとつ説明してくれたりする。百聞は一見に如かず、とはこういうことでもあるか。とにかく、伴侶が北杜夫のファンであることがどれほど幸福なことであるか、お互いに確認しあうことのできた夕食となった。