朝6時30分起床。妻がウォーキングに出るというので、大急ぎで着替えて着いて行く。ひとまず地元の神社に詣でた後、近辺を1時間ほど歩いたり走ったり。とても良い天気である。8時頃に帰宅してみたら、もう年賀状が届いている。郵政民営化なかなかやる。しばらく録画しておいた舞楽と能を再生して観る。今年も 『翁』 である。とうとうたらりたらりら。たらりあがりららりとう。11時に母が来る約束だったので、駅まで迎えに行ったのだが30分も遅れてきおった。新年早々やってくれる。だが、この一件によって、今年の自分の過ごし方の指針ようなものが見えた。母は午後3時頃まで飲み食いして帰った。再び駅まで母を送ったのち、まだ妻の実家へ年始挨拶に伺うというイベントが残っている……

そんなことより聞いてくれ>>1よ。今日、清瀬のSEIYU行ったんです。SEIYU。そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで買えないんです。で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、謹賀新年、とか書いてあるんです。もうね、賀正かと。元旦かと。まあ、いいか。妻の実家に行く途中でとりあえず年賀用にお酒でも買おうと思って、お酒の売り場など探して急ぎながら普段使わない非常階段などぱたぱた降りようとしたら、ぱったり遭遇したの。宮崎駿氏に。一瞬、見覚えのあるオヤジだな、と思いつつやり過ごしたのだけれど、すぐに監督だと気が着いたので、振り向き様に 「おめでとうございます!」 と彼の背中に声をかけてみたら、丁寧に振り返って挨拶を返してくれた。とても嬉しい。SEIYUでのご挨拶。これ最強。しかしこの”SEIYU”での運命的な出逢いが”声優”としての大抜擢に繋がる危険も伴う、諸刃の剣。素人にはお薦め出来ない。

興奮ぎみにSEIYUを離れ、酒瓶を抱いて妻の実家へ足早に向かう。宮崎駿氏に遭遇したことを義父母や義弟妹や甥子達やウラタロス人形に百回くらい説明したのち、一生懸命に飲み食いしながら、子供達に襲い掛かったり、折り紙を折ってやったりして、夜9時頃に暇乞い。静かな夜。