まだ熱っぽいが、だいぶ体調が改善されたような気がするので外へ出かける。必要な些事を片付けて、昼過ぎには妻と待ち合わせて本屋へいったり、スターバックスでコーヒーを飲んだりする。新書の 『フューチャリスト宣言』 を購入。茂木健一郎梅田望夫の対談。5月に新刊で書棚に積まれていたときは、何の興味も抱かなかったのだが、あらためて茂木健一郎の前書きを少し読んでみたら、梅田氏の楽天的なところをまず全面肯定するところから入っている様子なので 「さすがは」と感心してしまった(すっかり茂木信者である)。茂木は 『脳と仮想』 のなかで、
”サンタクロースの魅力は、プレゼントをもらえるということよりも、そのような人がこの世に存在するという仮想の中にこそある”
と書いているが、こうした彼の見解と、この楽天的ネット急進派を支持する姿勢とが、きっちりシンクロしていて気持がいい。ほかに、整体の本と瞑想の本も購入。突然の雷雨にも濡れることなく、夕方には晴れ間にも恵まれて暢気に帰宅。それから選挙に行く。

地球温暖化防止のために待機電力を減らそう、という世間の呼びかけに同調しつつも、振り返ってみればだらだらとネットサーフィンをやめられないでいる日々なわけだが、おや近所でトタン板を激しく叩いているヤツがいるぞと思ったら、雷であることに気づき、やがて激しい雷雨が始まり、また一時的にインターネットにアクセスできなくなって、天啓を受けたというか、全身を雷に撃たれたような衝撃が走ったというか、地球温暖化防止のためにもパソコンはほどほどにしなくてはと神の意志を確信しながら、せめて通信の正常化を確認してからネットサーフィンを終わろうと試していたら今度はすぐに回復した。プロバイダーなかなかやる。気持ちよくパソコンを落としつつ、ああこの稲妻でパソコンが動かせたらと、凧の作り方などを思い出してみたり。テレビの開票速報など観ながら夕食。