まだ小学校にも上がっておらぬくせに、主張だけは一人前の甥っ子二人が、大作君という運転手つき自動車を駆って突然の来襲。慌てて本を片付けたり、ハサミを隠したり、パソコンの電源を落としたり。それから、頭を撫でてやったり、殺されてやったり、同情してやったりしながら、気が済んで過ぎ去っていくのをじっと待つ。昼過ぎになって雨が降り出したところでやっと去っていった。再び嵐の前の静けさの状態に戻る。居なくなれば居なくなったで物足りない。けれども確実にHPは奪われておるようで、もはや外出する気力さえ失うほどにぐったりした気分だ。しかし返さなければならぬ図書があるので少し休憩してから外に出る。本も重いし足も重い。図書館に行ってみれば、やはり返却日オーバーで注意を受ける。それでも懲りずにまた数冊借りて帰ってくる。