早起きをして、天気が良いことを確認。花壇に咲いたチューリップを写真に撮る。

午後には外出し、帰宅後、シリーズ第5作 『座頭市喧嘩旅』 を観る。風もないのに殺気が動く!音も無いのに血が騒ぐ!(やや意味不明)受難の娘を保護しながら、対立する2つのやくざ勢力に巻き込まれつつ、長包丁を振り回す座頭市。ヒロインの藤村志保が可愛いし、物語の推進役を務める藤原礼子も味わいがある。見せ場のひとつでもあるのだが、江戸の豪商の娘お美津と市の二人、広々とした青空の下で開放感に羽根を伸ばしつつ、大きな握り飯にかぶりつくシーンでは、「今日はアレなんでしょうねえ、さぞかし天気なんかも良いんでしょうねえ」 という市の台詞が妙に胸にしみる。握り飯の白さが切ないほどに眩しく。叙事詩としても抒情詩としても楽しめるこれまたなかなかの傑作だった。