へうげもの』 をまとめて4冊購入。まだ、読まぬ。まだ、読まぬぞ。もはや夜も更けておるしな。次の正月までとっておくか。いや、それでは鬼も笑いくたびれる。やはり、少しだけ読むとするか。しかしもはや夜は更けつつある。明日も朝早くに家を出ねばならん。うーむ。なぜ今日買ってしまったのか。なぜ読む時間がないのに今日買ってしまったのか。やはり給料日がな。給料日というのは全てにおいて危険だな。いやとにかく、目の前の業を如何にすべき。最初の1章分くらいなら読んでも差し支えないのでは。いや最初の1章で止められるものならばその先も推して知るべしか。うーむむむ。結局、深更まで2冊ほど読んでしまった。めちゃめちゃ面白いではないか。

山田芳裕といえば 『大正野郎』 には当時大変衝撃を受けたのを思い出す。80年代バブル経済唯モノ主観の真っ只中にあって、日本人にとっての美とは何であったかを改めて若者達に問いかける会心作であった。その後も、『考える侍』 『しわあせ』 と傑作が続いて、いずれも我が家の書棚に大切に保管してあるわけだが、いつしかオレさまのやや苦手なスポーツマンガを描き始めたので、やや落胆しつつ以後はあまり気にかけていなかったのだが、気がつけば 『へうげもの』 である。うーむ。己の不勉強を恥じ入るばかり。もう少し山田芳裕の作品を読み直してみようと思う。まったく我が国には素晴らしい漫画家が沢山いるものである。