朝6時に目が覚めた。ここ数日は睡眠が不足気味でまだ眠いはずなのだが、考え事をし始めたら寝付けなくなったので、しばらく何かを読んで過ごすことにする。とりあえず、O田女史に借りていた 『ゴーストハント』 の4巻と5巻を読むのに2時間もかかったが、なかなか眠くならない。仕方が無いので、引き続いて枕元の本の山から 『平家物語』 の第九巻を引っ張り出して少し読む。長い物語のうちでも、昔からこの巻ばかりを何度も読み返す癖がある。義仲だの平家だの最期最期と人の死んでゆく様が淡々と語られている文章を読んでいると、何だかとても落ち着くような気がするのである。いつの間にか眠ってしまったようで、目が覚めたときにはもう正午を過ぎていた。不覚。