「古里」 とは、”ふるさと”と読み古い都の地を指す言葉で、つまり ”古い京”、”こきょう” の意味でもある。「故郷」 という字を ”こきょう” とか ”ふるさと” とか読む習慣と何か関係があるかも知れないなと思う今日この頃であるが、先日、奈良でイルカのお墓を見ましてと告白していた職場の同僚が、定時後に突然、アトランティスが発見された、と騒ぎ始めた。『National Geographic』 誌上にそうした記事が掲載されたという情報をネットで見つけてしまったらしい。少なからず衝撃的である。まさか自分が生きているうちに永遠の謎の幻の大陸が海と記憶と神話の底から引き揚げられるとは思ってもみなかったわけで、事実を確認する必要があるためさっさと仕事を切り上げて退社する。