今年の冬はなかなか暖かい。レンタルショップのキャンペーンに惹かれて、会社帰りにCDを4枚借りる。うち1枚は、フルトヴェングラー指揮のベートーヴェン『合唱』。モノラルである。疾風怒濤である。混沌から始まり、感性の覚醒、理性の覚醒、そしてめくるめく昇華である。他には、グレゴリオ聖歌シャルロット・チャーチ、それからキャンディー・ダルファーとか言う女性。少しずつ多方面に触手を伸ばしていく。