天気予報のいうとおり、午後には雨が止んだので、持ってきた傘はそのまま ”置き傘” にしようと、退社する頃には思うようになっていた。それで、持ってきた傘は事務机の下に隠して、そのまま電車を乗り継いで地元駅まで戻ってきたら、パタパタパタと強めの雨が降り始めやがりおるではないか。うーむ天気予報め。いまさらまた傘を購入するのがいかにも癪に思えたので、とりあえず書店に入って30分くらい時間を潰そうと試みるが、どうしても 「傘は買いたくない」 という思いばかりがささくれ立って、なかなか立ち読みに集中できない。結局、駅前のドラッグストアで傘を買ってしまった。屈辱である。