庭のクチナシを眺めたりしていたら12時を過ぎたので、2ちゃんねるのスポーツ実況版にアクセスして、京都競馬場のスレッドを何度もリロードしながら5Rの新馬戦の様子を伺ってみる。なかにはアトラクティヴを応援する人もいたようだが、どうやら良いところ無しの着外だったらしい。そろそろ左手のカエル君が右手のアトラクティヴ号の着ぐるみを脱がせて、

「やっぱりウシ君だね!」

って声を上げ、ウシ君が顎を落とす場面である。ああ、でも、あんまりウシ、ウシっていうのはやめよう。本物の馬主が聞いたら心外だろうからな。でも本当のところ ”憂し” である。またO谷君だのY成君だのに馬鹿にされるに違いない。いや、ウマやシカに扱われるならまだマシである。少し時間を置いてからJRAのホームページで着順を確認する。13着。うーむ。どうせ京都デビューなら、やはり牛車を引かせたほうが無難だったか。

午後になると、親戚が大挙して遊びに来た。義父母だの叔父叔母夫妻だの、従姉妹だの、義弟だの、甥子だの、床が抜ける。ここぞとばかり妻を説得してプレミアモルツを大量に買ってくる。午後2時半頃までは飲んで酔っ払っていたのを記憶しているが、いつの間にか眠ってしまったらしい。眼が覚めたら午後4時を回っていた。眠っている間に宝塚記念が終わってしまった。ええい、不覚! (←なんとなく言いえて妙)。ディープインパクトの着順がとてもとても気になるが、しばらくまた義父母あたりと話し込んだりする。

夕方5時過ぎには皆が帰ってしまったので、いま借りている本の貸出期間の延長を手続きに図書館へ行こうと思い立ち、いろいろ着替えたり準備をしたりしているうちに階段から落ちる。初めての墜落体験である。非常に痛い。また上手い具合に、たったいままで焼酎を飲んでいたので、すぐ目の前に氷塊が沢山あったので、せっせと氷で冷やす。冷やしながら出かける。図書館で手続きを終え、ファミリーレストランのドリンクバーで粘りながら妻と話し込む。