やや二日酔いぎみ、というより完全にまたお腹の調子を崩してしまった。
朝は西行の歌集など眺めながら、いつもの通勤電車に乗ってみる。

 道の辺の清水ながるる柳蔭しばしとてこそ立ちどまりつれ

うーむ。いいねえ。お腹が痛くなるねえ。
西行法師の毒気にあてられて、各駅停車に乗り替える。

 願わくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月のころ

うーむ。そうねえ。
そういえば旧暦でいう如月の、満月の頃というのはもうじきのはずだねえ。