帰りの電車のなかで、『西遊記』 の新しい配役についていろいろ考えてみる。
まず、孫悟空だが、これはオレさましかいないだろう。なにしろ、分身の術が使えて、
普段から觔斗雲を乗りこなしている人ということであれば、これはもうオレさましかいない。
次に、三蔵法師の役であるが、これについては、小西真奈美タンを大抜擢したい。
要するに、コニタンでなければならない。ここは非常に重要なところだ。
メインキャストは以上である。
とはいえ、いちおう 『西遊記』 なので、沙悟浄、猪八戒も用意しておく。
これは ”あるある探検隊” の二人をあてて、ときどき出演させようと思う。
まあ、レギュラーというわけには遺憾けれどもな。
”師匠と悟空でこと足りる”
(ハイッ、ハイッ、ハイハイハイッ、あるある探検隊!、あるある探検隊!)
ネタについては、沙悟浄と猪八戒にまかせて、三蔵法師と孫悟空の二人は、
シリアス路線を突き進むことにする。妖怪の尊厳とは何か、天竺への旅にはどんな
秘密が隠されているのか、お釈迦様の陰謀とは何か、旅が進むにつれて謎は深まり、
三蔵法師に新たな危難が降りかかる、傷つきながらも戦い続けることを止めぬ孫悟空、
危機に晒されながらも悟空の身を気遣う三蔵法師、いつしか二人は、かけがえの無い
存在として互いを認め合うようになっていった……まあ、いいか。
帰宅後、食事を済ませてからスポーツクラブへ行く。
走りながら、『西遊記』 の新しい配役についてさらにいろいろ考えてみる。