帰りにTSUTAYAに寄ってCDを2枚借りた。チック・コリアブルー・ミッチェル
いろいろ聴いてみているのだが、未だにビル・エヴァンスほどに親近感を覚えた
演奏家には、その後は出会えていないような気がする。バド・パウエルなどは
比較的好きなほうだけれどな。

本ばかり買っていながら、読むほうがちっとも進まないので、
いつか積読リストを作ろうとしたことがあったが、馬鹿馬鹿しくなって途中でやめた。
オレさまとしては、本を手元に積んでおくこと自体が目的なのではなくて、やはり、
全部読むつもりで買っているのである。どうせなら読書予定リストにしようと思った。

かなりの遅読なうえに、複数の本を並行して読むクセがついているので、
1冊の本を読み終えるまでに他人の何倍もの時間を要するのだが、例えば、
いま読んでいる 『高い城の男』 を読み終えた後には何を読もうかと考え始めると、
すぐに時間が経ってしまう。候補はたくさんあるし、割り込みもあり得る。

ちなみに今欲しい本(=読みたい本)は、広瀬正の 『マイナス・ゼロ』 である。
いろいろ本屋を歩き回って探しているのだけれど、なかなか見つからない。
集英社文庫の目録にはちゃんと記載されているようなので、まさか絶版ということは
ないと信じているのだが、近頃は少し自信が揺らいできた。
それから、安部公房の 『砂漠の思想』 というヤツも読んでみたいと思っているが、
こちらは講談社文芸文庫というヤケに強気な値段がつけられているラインナップに
組み込まれていて、なかなかレジまで持っていく勇気が出せないでいる。

読書好きのブロガーたちが自分のサイトでときどきやっているような、
お気に入り作品ベストむにゃむにゃとか、砂漠に持っていくならこの一冊云々とか、
そういうのを真似してみる。一冊だけ砂漠に持っていくのならこのうちのどれか。

『船乗りクプクプの冒険』 北杜夫
脱走と追跡のサンバ筒井康隆
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』 村上春樹
項羽と劉邦司馬遼太郎
砂の女安部公房
『家−世の果ての−』 如月小春
歎異抄唯円
『星の王子様』 サンテクジュペリ
ハックルベリーフィンの冒険』 マークトゥウェイン
かもめのジョナサンリチャード・バック

山奥に持っていくならまた違う本が必要だが、ほぼ今の気分でマイ・フェイバリット。
思いつくままに並べたので順序に意味は、あるかも知れないが、ないつもりである。
次は 「読書予定リスト」 を作ってみようと思う。そしてそのとおりに読むのだ。
必ず読むのだ!