天気が良いので、洗濯物を干した後、夫婦で散歩にでかける。
風邪気味なところへもって、にわか雨だかキツネの嫁入りだかに追い立てられたりする。
暖かい陽射しと霧雨のコラボレーション。その美しさに、むしろ心は洗われるばかりだった。

散歩の終わりにマクドナルドへ寄って、100円コーヒーを飲みながら、
ヴォルデモート卿の哀しみと、影のない絵画について語る。妻はいろいろ悩んでいる。

本屋に寄って、手塚治虫の 『ブッダ』 の第1巻を買い求めて妻に与える。
仏教についてのビギナーであるジュニアレベルの愚妻への入門書として、
これ以上に便利な本をオレさまは知らない。
この他に、ヘッセの 『シッダールタ』 も読んでおくと良いだろう。