スタジオ練習。新宿では2度目。今回は2時間。「VOX ToneLab ST」だけ持っていって、それで良いのかという心の声(というかO西さんの声)を振り切って、ギターはスタジオからレスポールエドワーズ)を借りた。メンバーは新たにバイオリンを加えて4人。いまだにドラムはいないのに、いまさら弦楽器を増やして。とにかく今日こそはギターが居ることを示さないとな。そのうち弦楽器はバイオリンとベースだけで充分かもねとか言い出しかねないからな。
曲目はバイオリンを意識して『パッヘルベルのカノン』と『G線上のアリア』。余力があればJeffBeck『Scatterbrain』も演る予定だったがとても余力なし。カノンといっても『カノンロック』みたいには弾けないので、バイオリンよりも小さな音で伴奏したり。どちらもキーは「D」での演奏となったが、自分がインターネットで拾った『G線上のアリア』のコード進行表はキーが「C」だったので、頭の中でひとつずつアルファベットを繰り上げながら弾かなければならない。G→Aに変換するところがなかなか難しいところだ。レベルの低い悩みではあるが。
練習後のミーティング場所は、どのお店も一杯で流れ流れて「思い出横丁」。乾杯をしたあと、バイオリンの楽譜を見せてもらうと頭に「#」が2つ付いている。どうやらこれでニ長調の楽譜らしい。キーボードのO野さんは、キーがどうのというよりも、”つまり黒鍵を2つ使え”と受け止めるのだそうだ。目から落ちたウロコを床に拾いながら感動と失意が同時におそってくる。ギター弾きには到底望めない発想だ。