夜は読書会。今回の作品は伊藤左千夫の『野菊の墓』。素直に読めば良いものを、ついウケを狙おうとして、これを啓蒙の書として論じられないかといろいろ愚案を廻らせてみたり。民子は自己実現に向かって邁進する感覚を持った新しい時代の女子であり、一方の政夫のほうは民子の新感覚がキャッチができない旧来型の石頭で、えー、要するに「政」夫とか「民」子とかいう名前がもうすでにデモクラチックである。まあ、いいか。2次会のお酒にも参加しつつ、夜遅くバスに乗って地元まで戻ってくる。ついでに地元の居酒屋でもう1杯だけ飲んでから帰宅。久しぶりの焼酎が腹に沁みた。