受難

朝から妻がとても調子が悪そうにしている。どうやら本格的に腰を痛めたようで非常に動きが鈍い。昨夜は遅くに酔って帰って来た立場として深く反省の色を示しつつ、とにかく急いで義弟の援けを借りつつ病院に運んでやる。診察の結果、骨には異常は見られないそうで、塗り薬と飲み薬を処方してもらった。近くの薬局まで大移動。妻は男女問わず見知らぬ年配の人によく声をかけられる。このときも、道端ですれ違ったご婦人から約3分間の体験談を聞かされるハメになって立ち往生……立ち往生とはよく言ったものだ。

ようよう帰宅した後は、とりあえず病人は布団に寝かしつけて、自分はそれなりに用事を済ませるために外出。母の御用聞きを済ませ、貸本屋で 『GS美神極楽大作戦』 の続きを借りて帰ってくる。ちゃんと寝ている妻をそっと叩き起こし、スーパーで買ってきた弁当で夕食。お酒は病人と共に控える。

『GS美神極楽大作戦』の美神令子に対してどうにも特別な親近感を覚えてしまうのは、これはどうしてなのだろうか。世代的なものは関係ないと思うがどうだろうか。なんとなく『火の鳥』ヤマト編のカジカに似ているようにも思うのだがそれが関係するだろうか。