ユーザーとの会議のため錦糸町へ移動。少し早く着いてしまったので、時間を調整するつもりで錦糸公園をひとまわり。奇妙な鉄の塊を発見する。深海の海生生物を象ったようでもある。あるいは機械文明の脅威を怪物の形で具現化させようとしたようでもある。周囲にライトアップの装置まで備わっているのに、しかし肝心の鉄の塊はすでに錆び疲れている。そこがなかなか深い。
『あらし』(ていうか 『テンペスト』 )読了。プロスペローとミランダが、リア王コーデリアの後身であるという解釈は、なんとなく 『ベルセルク』 のグリフィスの転生を思い出させるようでもあり(発生の順序としては逆だけれどもな)、和解の結末については、なんとなくディズニーランドの 『キャプテンEO』 を思い出させるようであり(発生の順序としては逆だけれどもな)、悲劇も良いけれど浪漫喜劇も清清しくて良い。シェイクスピアなかなかやる。90年代の映画に 『プロスペローの本』 というのがあるらしいので、そちらも今度観てみようと思う。それにしてもミランダ。