図書館から督促の電話が来たので、慌てて書籍を抱いて牛車に乗り、妻に供をさせ返却に参内する。釈明を求められぬが故に心苦しさの弥増して。何事も己が良心の呵責こそ、舌先鋭く深く激しく我が胸をえぐる刃はなかったのである。まあ、いいか。図書館における誠意の示し方といえば、足繁く通い何冊も蔵書を借り出すこと以外にこれなく。夫婦共々また数冊貸していただく。帰り道に妻の実家に寄ってみると、大作君の二人の子供だけでなく、親戚の子供達まで集まっているので、たまには遊んでやるのも良いかと袖まくりなどしつつ、一たび抱きつかれてみて全力で引き剥がすと、洗ったばかりのセーターがヨダレだらけに濡れておる。うーむ。頭痛がしてきたので挨拶だけ済ませて早々に退陣。どこかで飲んで帰るつもりだったが、体調があまり良くないので、焼酎と焼鳥を買って自宅で晩酌。寝る前に 『電脳コイル』 第8話から第11話まで観る。