宇宙人が攻めて来る夢を観た。本当に怖かった。ブリキの玩具みたいに硬質で表情も動作も量りがたい宇宙人である。襲来したのは少数なのだが圧倒的な戦闘力で、じわじわ、じわじわ、階段を昇ったり、階段を降りたり、階段をやり過ごしたりしながら近づいてきては、目の前の動くものを片端から追い詰め破壊していく。言葉が通じないので話し合いの余地など全く無い。警察とか自衛隊とか忙しく走り回ったり声を荒げて点呼をとったりしている。町内の人々はただ逃げ惑い、逃げ遅れ、逃げ切ったと思えば遭遇し、まるで悪夢のようだった。悪夢だけれども。
午後、貸本屋の店主と天気や花粉症の話をしつつ数冊借りて帰ってくる。夜も寒い。