胃の痛みを情報戦で制圧しながら残業。水割りとはいえ体調不良の胃袋に30度の泡盛を流し込んだのはやはり無謀であったか。痛い。痛い。痛い。と意識し始めると、今すぐにでも救急車に飛び乗りたいような気がしてくるのだが、治った。もう全然平気。とても元気。世界は平和だ。と思うようにしてみると、いくらか楽になるような気がする。脳内会議の議事録によれば、ただの風邪の影響だという見方もあるようなので、あまり深く思いつめずに職場の同僚に胃薬など1袋分けてもらって飲んでみたら3秒で快癒。スキップしてみたり。しかしその3秒後にはまた痛み出す。これは大変な病気かも知れないとの妄想が活発に活動を始めたため再び緊急脳内会議。そのうち22時半を過ぎて、いよいよ本日の作業も切り上げ時になると、この胃痛を抱えたまま電車に乗って家まで帰ることが、とてつもなく重労働に感じられる。自宅の電話番号を紙片に書いてポケットに入れ、うまく帰り着いたら明早朝にもどこそこの病院へ行こうなどと秘かに愚案を廻らせつつ、なるべく安静にしながら電車を乗り継いでいたら、家に帰り着く頃にはだいぶ楽になっていた。