うどんの上におでんの具を乗せた 「うでん」 というメニューを開発する夢を見たことを、起きざまにすぐ妻に伝えたが反応なし。出社してすぐに隣の席のO田女史にも伝えてみたがやはり反応なし。

風姿花伝』 に、 ”時の間にも男時女時とてあるべし” とあるが、日本の歴史にもこれがあるらしい。外国の文物を盛んに取り入れる男時、国内文化が栄える女時とみるわけだが、要点はこの男時と女時が日本の年代表記に呼応するように現われているとする点で、例えば奈良時代は遣隋使・遣唐使に代表されるように男時、枕草子源氏物語など国風文化の華開く平安時代を女時となる。続けて、鎌倉(男時:鎌倉仏教、元寇)、室町(女時:室町ルネッサンス)、戦国(男時:南蛮貿易朝鮮出兵)、江戸(女時:元禄ルネッサンス)、明治(男時:文明開化、日清・日露戦争)、 大正(女時:大衆文化、大正浪漫)、昭和(男時:第二次大戦、日米安保)……いささか牽強に過ぎると思われなくも無いわけだが、まあ、いいかと。そういうわけで、平成の世は女時と診断している人は沢山いるようだ。邦画の興行実績が21年ぶりに洋画を抜いたらしいが、やはりかそうであったかと納得してみたりしつつ深夜帰宅。満月。