久しぶりに古いパソコンの電源を入れてみたら、カタンカタンという音がするばかりで
一向にシステムが起動してこないので、電源ボタンを押して再起動してみたのだが、
やはりカタンカタンと鳴くだけで、システムが見つからないのとか英語で言っている。

しばらく考えたすえ、分解してみることにした。箱をこじ開けて、目につくネジを
片端から緩めてみる。自慢ではないが、子供の頃から因数分解から電気分解まで分解は
大好きで、しかも元通りに組み立て直せたことがないわけだが、FDDの蓋をあけたり、
CDドライブを引っこ抜いたり、ハードディスク本体を叩いたりしてみたのち、
内臓が飛び出した状態で電源を入れてみる……カタンカタンという音は、ハードディスク
の箱の中から聞こえてくるようだ。誰か、そこにいるの?

ハードディスクの蓋を開けてみたいのだが、こちらはネジの頭が潰されていて、
ドライバが使えない。ハードディスクドライブに対してドライバが使えないというのは、
これはいったいどうなっておるのか!

そういうわけで、やはり組み立て直す気になれず。
悪魔の飽食』 で読んだ、軍医が生きたままの少年を分解した話を思い出して、
暗澹たる気分になる。