昼休みに、M村君、O田女史と3人で六曜について学習する。

 大安/赤口/先勝/友引/先負/仏滅

どうやらこの6つはこの順番に規則的に廻っているらしい。

 大安→赤口→先勝→友引→先負→仏滅

その位置は、旧暦の月と日を加算しそれを6で割った余りで決められる。
余りがゼロなら大安、1なら赤口、2なら先勝……という具合である。
例えば、旧暦の3月3日は、3+3=6→6÷6=1…余り「0」という計算で、
「大安」ということになる。

各月について1日が決まれば、基本的にはそこから順番に六曜が廻るが、
月が改まると、そこだけ順序が崩れることになる。
例えば、2月30日(2+30 → 32÷6=5…余り2)は「先勝」だが、
その翌日の3月1日(3+1 → 4÷6=0…余り4)は友引ではなく「先負」である。

だから、旧暦2月から3月にかけて、

 大安(28日)/赤口(29日)/先勝(30日)/先負(1日)/仏滅(2日)/大安(3日)

というように月が変わるタイミングで六曜のリズムが狂うのである。

そのため、新暦のカレンダーを見ていても六曜が記されていれば、
旧暦のカレンダーがだいたい分かる。
六曜のリズムが狂うところが、旧暦のどこかの月の1日なのである。

もし、新暦のカレンダー上に六曜のリズムの変化を見けたときに、
その新しいリズムのスタートが「大安」であったとしたならば、
その日は旧暦5月1日か、旧暦11月1日に決まっている。
どちらなのかは、窓の外を見て、季節から判断すれば良いだろう。

また新しい扉が開いた。