約1年ぶりの勉強会。御茶ノ水の 『ナポリの下町食堂』 は3度目。
O西さん、O野さん、M川女史、マキノ女史、N藤女史、オレさま、という
フルメンバーに加えて、M川女史のはからいで、スペシャルゲストとして、
Y成君を迎えた。メンバー以外の人を交えるのは30回にも及ぶ勉強会の歴史に
おいて極めて異例のことである。

テーマは、
4年前の2001年11月にこの店に集まって、初めてN藤女史を新メンバーに迎えた
ときと同じ、『不況下における幸福とは』 にしようとオレさまが決めた。
4年前にこのテーマを提案したのが、新人のN藤女史だったということもある。
予想した通りだったが、このテーマについて話題を用意してきたのはY成君だけだった。

とりあえず、マキノ女史に会うのは久しぶりだった。
久しぶりにもう一度、エリザベス・テーラーに似てるよね、と褒めてやったら、

「誰それ」

と、未だに最悪の反応を示された。
次に会ったら、アグネス・フローラに似てるよね、と褒めてやろうと思う。

それでもこういうときにはとても頼りになるマキノ女史だが、
N藤女史とY成君が婚約したことについて、期待したとおりに、当の両人に向かって
突撃インタビューを繰り返してくれた。どんなきっかけで互いを意識し始めたのか、
プロポーズの言葉は何だったのか、競馬のどこが面白いのか、ワインでいいか、
Y成君はオダギリジョーに似ていないか、ねえちょっと本当に似ていないか、
ディスカバリーはいつ帰ってくるのか……。

テーマ 『不況下における幸福とは』 に対するY成君の回答は、
「店の前で1時間並んでやっとありつけたラーメン」 ということだった。
ロマンチストなY成君らしい模範解答である。

いまは池袋に住んでいるY成君は、池袋の 『大勝軒』 は、お店のラーメンよりも、
カップラーメンの 『大勝軒』 のほうが美味しいという。
あのカップラーメンのフタには、お店の常連のコメントが多数載せられているのだが、
そのなかの1つが大作君のものだということは、世間ではあまり知られていない。
まあ、いいか。

O西さんは相変わらず不機嫌そうだし、O野さんは相変わらず眠そうだった。
二人の存在感に圧されて、Y成君はオヤジギャグを控えめにしていた。

22時半頃に解散。