19時過ぎにオケラオーと池袋で待ち合わせて飲む。
1件目の店で1時間ほど時間を潰してから、2件目に沖縄料理の 『おもろ』 という
居酒屋に入った。オリオンビールで乾杯した後、オレさまはすぐ泡盛に切り替えた。
玉砕覚悟。銘柄の判らぬ35度の酒だったが、これが非常に旨い。暗黙の了解として
ロックで出されたが、ほらよ、という感じで漏れなくコップ1杯の水が付いて来る。
玉砕覚悟とはいえ、軟弱者のオレさまにとっては有難き武士の情である。

ところで、料理がまた旨かった。定番だが、ゴーヤーチャンプル、島ラッキョウ
それに加えて、味噌キュウリ、煮込み豆腐、冬瓜と海老の煮物、どれも素晴らしい。
カウンターのなかのオヤジは、何をするにも面倒くさそうだし、アルバイトには厳しいし、
お店は狭くて、椅子はガタガタいっているし、それなのにどうなっておるのだ。
連れて来てくれたオケラオーには感謝せねばならぬな。

1杯目の泡盛を飲み終えたところで、Y山さんがやってきた。
いきおい競馬の話になる。オケラオーが、他で参加しているPOGの指名馬のリスト
などを見せてもらった。今年は人気が集中しがちで、思うとおりの指名ができなかった
ようだが、キャピタルフライトの下など馴染みの血統は押さえているようだった。

さてPOGとなるとやはり、話題はどうしても避けられない方向に進んでしまう。
即ち、オレさまが突然に15年続いたPOCを退会し、さらに第8回目となる今期を最後に
COTの解散を提案したことについての説明を求められたのだが、
どうしてもうまく答えられなかった。
大した理由はないのである。ていうか、大した理由などあり得ないのだ。
強いえて言えば、POGにしても、競馬にしても、単なるギャンブル以外の何物でも
なかったのだということに、今更ながら気づいてしまったからと答える他にない。

PATでの投票をしたのは、昨夏にマイネルホルスの単勝を買ったのが最後だったと
記憶している。そろそろPATの権利も失効しそうであるが、おそらく今後は積極的に
馬券を買うことも無いだろうと思う。おそらく、これからの日記は、いかにして競馬への
未練を断ち切っていくのか、あたかもヘビースモーカーの禁煙を志すような葛藤と苦悩が、
綴られていくことになるだろう。

泡盛は3杯くらい飲んだと思う。へろへろになった。