昨夜はにわかに頭痛を覚えて早めに床に着いたのだが、
今朝5時半頃に目が覚めたときにもまだ頭痛は治まっていなかったので、
再び眠って、再び目が覚めたのは8時半だった。これでは定時出社に間に合わぬ。

また ”月曜日の男” と呼ばれてしまうのだろうなあと落ち込みながら、
職場に午前休の連絡をしてまた永き眠りにつく。まるでエジプトのミイラである。

再び目が覚めたのは11時頃だった。すでに午後出社にさえ間に合うかどうか。
外では思いのほか長きにわたり強い雨足が未だ隆盛を誇っていた。

なお頭痛は治まらぬ。このまま外出すればズボンの裾などを雨に濡らしたりしたまま、
冷房の効いた電車に乗ったりして、本格的に風邪をひいてしまったりするのだろうな、
などと不運な想像を廻らせながら失意のベッドの上で5分ほど過ごす。

ふと思い立って、財布から十円玉を3枚取り出して、絨毯に放り投げてみた。
表が2枚、裏が1枚。初爻は七(少陽)だった。さらに2回投げてみる。同じだった。
内卦は乾(天)と出た。悪くない傾向だ。さらに3回投げると外卦は坎(水)だった。
水と天とは、なんとも雨の日に似合っているが、これは 「需」 という卦である。

易経』 を紐解いてみると 「象に曰く、需は待つなり」 とある。
郊外の地で時を待つことであるとか、危難を犯して行かぬことであるとか、
咎なしだとか、なんだかそれらしいことが書かれている。

思い切って会社に電話して午後も休ませてもらうことにした。

それからしばらくは静かにしていた。
じきに退屈になってきたので、図書館で借りた、Javaの入門書を半分くらい読む。
基礎的な文法だけはよく解った。問題はこの先のオブジェクト指向的な組み立て方である。
先を読もうとしながらまた眠る。

目が覚めて、今度は 『高い城の男』 を少し読んでみる。やはりSFは落ち着く。
1章目を読み終えたところでまた寝る。