"みわたせばいづこもおなじアウェー感ただよふ宇宙の居心地のよさ" 惑星フリーザ在住の匿名希望のFさんからの投稿。「宇宙」と書いて「そら」と読むようになったのは宇宙世紀でも79年頃からだろうか。季語がないけれども俳諧ではないのからこれはこれで良い。"アウェー感"という新語に表される現代の孤独をいっそ居心地が良いと謳う痛快さ、それでいて「詫び」から入り「錆び」に抜けるような作者の美意識の揺らぎが読者の胸を打つ。佳作と言えよう。

 

ひまだなあ。