少しギターの練習をする。自分なりアバウト版 『アルハンブラの思い出』 とか。左の指の運びはまだ結構覚えているが、右のトレモロが全然だめ。もともとだめ。ギターに飽きて少しまた 『図書館内乱』 を……読む……こんな大人で良いのか私は、と苦悶しつつ、ベタ甘、ダダ漏れ、アホか貴様、を乙女のように楽しんでしまう。電車の中では読めない、絶対に読めない、と自らに警告したはずなのについ昨日も通勤電車で読んでしまった。だめだ。これではだめだ。こういう大人がいる日本社会はだめだ。まあ、いいか。自分の想像のなかでは堂上篤のイメージが何故か小谷野敦に重なってしまっています。どうなっておるのでしょうか。読み始めるとなかなか止められないので、決めた時間で切り上げて外出。貸本屋で 『ポーの一族』 を借りる。どうも近頃はソクラテスだの三島由紀夫だの選り好んで読み重ねているわけだが、自分は男色家でも少年愛者でもないことを、思い出せるように念のためはっきりとここにメモしておくことにする。帰宅後、静かにシベリウス聴く。夕食後、カンフーハッスル見る。如来神掌。知りたければ教えてやる。