7時半起床。妻の昨日の報告の続きを暫く聞く。それから病院ヘ行って薬をもらう。天気晴朗にて暖かく、いよいよ春の凱旋は近いと確信する。午後には貸本屋。ついでに実家にも寄ってみる。偶々映っていたテレビ東京の競馬中継を観ると、大阪城ステークスとかにかつての戦友ブラックタイド君がさりげなく出走している。ハンデ戦とはいえ、あまり人気がない様子。うーむ。かつて皐月賞では人気の一角を背負った駿馬である。武豊でさえ秘密のギアを使いこなせなかった高級車である。全弟のディープインパクトにはずい分目をかけてやったりもしたのである。それが何故に、ひっそりスタートして3番手追走なのだ。何で直線で一旦は先頭に立つも終い伸びず着外なのだ。ていうか何で未だこんなところを走っておるのだ。何故に武豊は自身の誕生祝いにこの馬に騎乗しに来ないのだ。ああ、ああ、ブラックタイド。暮れなずむ街の光と影のなか、ハンケチで瞼を拭いながら帰宅。焼酎をかっとあおって寝る。