図書館に本を返さねば! と跳ね起きて駅前の図書館まで走っていってみれば休み。肩で息をしているオレさまの脳内から、たちまちジュリーアンドリュースが飛び出して、緑の丘の上でギターをテトテトテトと鳴らし始める。彼女がカーテンで作った服を着たトラップ家の子供たちも、走り寄ってきて合唱のタイミングを計っている。

もう返却日が過ぎて・ま・すー♪
でも肝心の図書館は、や・す・みー♪
 (トラップ家の子供たち)や・す・みー?
や・す・みー(うなずきつつ)、じゃCD返すのや・め・たー♪
 (トラップ家の子供たち)や・す・みー?
や・す・みー、やすみファソラシ〜♪

そのまま、『ドレミの歌』 を胸に響かせながらスキップで帰ってくる。
ちなみに小学校時代の友人のS君が教えてくれたドレミの歌は、ドはどくろのド、レは霊柩車のレ、ミはミイラのミ、ファはファか場(墓場)のファ、ソは葬式のソ〜、ラーララララララ〜、シは死人のシ〜、さあ、歌いましょ〜♪ である。これを知って以降はもう他の歌詞では歌えない。
図書館の休館に打ちひしがれてしばらく自宅静養。しかし夕方には、再び妻とともに外出。本屋で立ち読みした後、ファミリーレストランで外食。ビールを飲んだら頭が痛くなって、まだ宵の口から就寝。ようするに風邪を引いたらしい。どんどん年齢が若くなっていくという夢を観る。怖かった。