昼休みに、電子レンジの中よりも熱いと思われるアスファルトの上をO西さんと彷徨い歩きながら、身近な家電製品から漏れ出づる電磁波の影のさやけさについて話し合ったりする。IHIといへどもなかなか手放しでは喜べないものなのですね、などと結論しようとしていたわけだが、「ALL電化」 がどうしても 「オール殿下」 にしか聞こえなくて、ボート競走に熱中するやんごとなき殿方の、オールを持って誇らしげに立つ姿ばかりが思い浮かんでしまうのは何とかしたいものである。