会社の忘年会のため、定時後に新幹線やら鉄道を乗り継いで箱根湯元まで移動。19時頃に小田原に着いて、売店東スポを購入してみたら、競馬面の出走枠が想定版だった。 想定外> ○| ̄|_ 缶の梅酒サワーを飲みながら、箱根登山鉄道に揺られて湯元へ。20時から宴会。ゲームで商品券を獲得。つねに手ぶらでは帰らない主義。宴会から戻ると布団が敷かれている。とりあえず温泉に浸かりに行くことにする。露天風呂にも浸かることにする。社員旅行でやるべきことはすべてやる主義。ところが、本来ならこの後に麻雀をやるべきなのだが、なんとなく自分の中の眠たい気分に気づいてしまう。試しに布団の上に横になってみる。この心地良さは露天風呂以上ではないか。うーむ。

Y山さんがテレビを点ける。画面に現われたマコーレー・カルキン君が、ベッドから起き出そうとしている。「ああ、これ ”ホームアローン” じゃないですか?」 と当ててみせると、Y山さんは机の上の新聞を開いてテレビ欄を眺めながら 「そうらしいね」 と答えた。

「このシーン……ちょうど始まったところですね?」
「いや、もう夜の11時を過ぎているからね、終わるところだよ」
「じゃあ、これは 『ホームアローン2』 だ」
「いや、『ホームアローン』 て新聞に書いてある」

うーむ。どうも勘が冴えない。とりあえずチャンネルを替えてもらうと、今度はハリセンボンの二人が画面に映った。あああっ箕輪はるかちゃんだ、とつい声を上げてしまう。はるかちゃん可愛いよな、と周囲の連中に同意を求めるも誰も反応してこない。むしろ引潮のように離れていくことに失意を抱きつつ、潮時とわきまえてそのまま一人でフテ寝する。