まだ 『西遊記』 は第3巻あたりまで読みかけの状態であるにもかかわらず、文庫版 『ローマ人の物語』 の第24巻を読み始める。自制が効かないというか、落ち着きが無いというか、積読遅読濫読派なのである。まあ、いいか。それにしてもやはり面白い。このシリーズを読み出すと、俄かにローマへの憧れが首をもたげ始め、自分もローマ人のように振舞いたくなる。一部の学者のあいだでは、ローマ人のことを ”効率の虫” と呼ぶらしいが、合理主義的でインフラ整備好き、しかも他者との同化を求めてやまないのがローマ人なわけで、これをお茶の間でやり出すと、たちまち夫婦喧嘩になるわけで。