帰りに 『ローマ人の物語』 文庫版の20巻目を購入。
19巻のクラウディウスは、なかなかよく頑張っていた。ティベリウスとか、
クラウディウスとか、地味だけれども確実な統治を行った皇帝たちはやはり
尊敬に値する。その最たるものがアウグストゥスか。ローマ人は素晴らしい。

”古代人”というと、ムーだの、アトランティスだの、三つ目族だの、
神話のような遠い過去の、高度な文明と深い精神性を備えた人々の姿を想像して
しまうものだが、何のことはない、ローマ人こそがその古代人の典型である。
専守防衛の姿勢を崩さず、しかも戦えば勝ち、負かせた相手には寛容をもって
ローマ精神を分かち、結果として版図が広がっていったのである。
それはディズニーランドで観た、キャプテンEOの戦い方であったりする。
なぜ滅んでしまったのか、その理由が知りたくて読んでいる。

夕食前にスポーツクラブへ行って運動する。
帰宅後、食事しながら、録画しておいた 『極私的 骨董入門』 の3回目を観る。
やはり出てきたかという、青山二郎小林秀雄、白州正子、の三羽烏
初回には幸田露伴が引用されたりして、尾久先生はかつて文学青年であったこと
が想像される。

白洲正子の 「私は私の好きなものを知っている」 という言葉が引用されていたが、
確かに、自分が本当にそれを好きなのか、あるいは誰かが(皆が)好きだと言って
いることに影響されているのか、実はなかなか判断が難しいことに気づかされる。

以前に、「欲しいものが欲しいわ」 という、西武だかPARCOだかのコピーが
あったけれども、いったい自分が本当には何を欲しているのか、普通に暮らして
いると分らなくなってしまうものなのかも知れない。
「私は私の好きなものを知っている」 という言葉には、世間に流されまいとする
白州の断固とした決意が現れているようだ。

というわけで……
今の気分で決める、頑として決める何でもベスト3+α!

<好きなローマ人ベスト3+α>
1位)アウグストゥス、2位)ヌマ、3位)カエサル
次点)スキピオ・アフリカヌス

<好きな数式ベスト3+α>
1位)E=mc2、2位)Tw=Ts(ρ/(1−ρ))、3位)HE=PI×C/T+BM
次点)y=ax+b

<好きな漫画家ベスト3+α>
1位)ちばてつや、2位)小山ゆう、3位)岩明均
次点)吾妻ひでお

<好きな画家ベスト3+α>
1位)ゴーギャン、2位)バーン・ジョーンズ、3位)ブーシェ
次点)ブグロー

<せつない保守派ベスト3+α>
1位)ユダ、2位)ブルータス、3位)明智光秀
次点)サリエリ

<今日の夕食ベスト3+α>
1位)カレーうどん、2位)カレーうどん、3位)カレーうどん
次点)ココア