フラムドパシオンはUAEダービーを目標にするらしい。
とても良い思いつきだと思う。すぐにでも飛行機に乗ったほうがいい。
久しぶりに
TAD氏からメールをいただく。
近況などを聞かせていただきつつ、過日のオレさまのワイド考察について、
”ワイドを51通り買うのと馬連を153通り買うのはつりあうのか?”
という、じつに鋭い指摘までいただいてしまった。うううーむ。
言われてみると怪しい気がするので、もう少しよく考えてみることにする。
まず、確かに購入できる点数には限界があるので、買い目が増えるにつれて
ワイドの有利性は減少していくことが予測される。おそらく、
馬連に対するワイド馬券の当り易さは 「3倍有利」 からスタートして
どんどん減少していくのではないだろうか。
まずは、以下のような感じで、n点買った場合の的中率を、nを変化させながら、
「n点がすべて外れる確率を全体から引いて求める方法」 で計算してみる。
こんなとき、EXCELはじつに便利であるな。
考え方の例:4点買いの場合(n=4の場合の的中率計算)
<馬連>
1−( (152÷153)×(151÷152)×(150÷151)×(149÷150) )≒0.026
<ワイド>
1−( (150÷153)×(149÷152)×(148÷151)×(147÷150) )≒0.077
こうして、1点買い〜153点買いまでの的中率を計算した結果を並べ、
ワイドの購入点数を適当にピックアップして、ほぼ同じ的中率を示す馬連の
購入点数を調べると以下のようになった。
ワイド 馬連 点数比 的中率
10点 → 29点 2.90倍 19 %
20点 → 53点 2.65倍 35 %
30点 → 74点 2.47倍 48 %
40点 → 92点 2.30倍 60 %
50点 → 107点 2.14倍 70 %
60点 → 120点 2.00倍 78 %
相互の購入点数の比は徐々に小さくなっていくことがわかる。
ここでTAD氏の、
”ワイドを51通り買うのと馬連を153通り買うのはつりあうのか?”
という問いには 「107点くらいで釣り合う」(正確には108点と思われる)
という解が得られたことになる。さらに、ワイドを60点も買うと、
3倍有利だった状態が2倍有利の状態にまで減少してしまうことも分かった。
まともにつきあって下さったTAD氏に感謝せねばならない。
オレさまの過日の考察も、たぶんワイド10点くらいまでの話なら有効なの
ではないかと思う。さすがに60点も買えぬが、買いすぎるとヤバくなり
そうな気がすることだけは確かだ。それでも馬券戦術として、十分に活用できる
範囲ではないかと思う。