親知らずのことばかり気になって、とるもの手につかず。

問題になっているのは左の第3大臼歯で、
何故これが 「親知らず」 と呼ばれるかというと、昔は平均寿命が50歳前後だっ
たわけで、その子どもが成人する頃、親が亡くなっている頃に、親を知らずに
生えてくることからそう言われるそうだ。

要するに、大人になってから生えてくる人騒がせな歯なのである。人類の負の遺産
なのである。知恵がついてから生えてくるので別名 「智歯」 ともいうらしい。
英語では wisdom teeth と呼ばれるそうだ。だから迂闊に抜いてしまったら、
ただでさえ衰えかけた記憶力が激減しそうな予感がする。

妻に、それほど心配なら抜くのはもう少し先にしたらどうかと提案された。
とても良い思いつきのように思われる。

アドマイヤダンディもデビューを延期したようだし、今は延期がブームなのだ。
とても良い思いつきのように思われる。

インドネシアとマレーシアで現在のような開発ペースが続けば、
5年以内にオランウータンの生息地が47%も減少し、特に現在約7300頭が
生息するスマトラ島のオランウータンは、50年後には250頭以下に激減する
可能性があるそうだ。しかも世界各地で、同じように大型類人猿が絶滅の危機に
ひんしているというではないか。親知らずなど抜いている場合ではないのだ。

とても良い思いつきのように思われる。