■

朝早く起きて、パートに出かける妻を送り出してからまた寝る。
目が覚めたら午後１時を過ぎていた。

慌ててパソコンを点けて、インターネットで函館の新馬戦の結果を確認する。
チアズガディスは、２着に３馬身差をつけて、無事にデビュー勝ちを果たした。
ひとまずほっとする。

すぐに着替えて外出する。
病院へ寄って予約を取り、図書館へ借りっぱなしの本を返し、ＣＤを３枚借りる。
それから電車に乗って実家を訪ね、母のご機嫌伺いをしつつ、
しばらく 『ウィニング競馬』 を観る。チアズガディスの晴れ姿も見られた。

福島メインのさくらんぼ特別、勝ったのは３歳馬のマルブツスピーディで、
２着には中舘騎乗のスパインが逃げ残った。レースが終わった直後の、
矢野アナウンサーの発言、

　”さくらんぼ特別ということで、勝ったのは 【さくら】 バクシンオー産駒の
　マルブツスピーディ、でもさくらんぼの季節にままだちょっと早そうですね、
　まだちょっとスッパイン……ですよね……言わでものことを言ってしまいました”

放送が終わらないうちにテレビを消して実家を出る。
いつもの貸し本屋でコミックを数冊借りる。再び電車で地元まで戻って、
予約した時間に間に合うように病院の受付を訪ね、短い問診のあと薬をもらう。

妻と待ち合わせた駅前の書店に入り、Ｊａｖａの本など立ち読みする。
夕方５時半には妻と合流し、予定通りに居酒屋で焼酎を飲む。

帰宅後、まとめて借りてきた 『生徒諸君−教師編−』 を夫婦で回し読みすれば、
かたがたに涙で袖の乾く間もなし。さすがに庄司陽子は裏切らない。